クラビ・プーケットのベストシーズンは欧州客のピーク。2026年12月から2027年3月の混雑カレンダーと14泊の予算
September 2, 2026 · 1 min read
2026年12月から2027年3月末まで、アンダマン海のビーチには北欧からの直行便がこれまでで最も多く降りてきます。Finnairはヘルシンキ発のタイ路線を週25便に増やし、SASはコペンハーゲンからクラビへ2026年12月8日、プーケットへ12月9日に、デンマーク初の定期直行便を飛ばします。Norse Atlanticはオスロとストックホルムのプーケット線をどちらも倍にします。増えた席が向かう先は、日本人がクラビやプーケットを予約するのとまったく同じ3か月半です。
この冬のアオナンとライレイ、プーケットの西海岸は、欧州の学校休暇のカレンダーで動きます。誰がいつ来るのか、それが部屋代とボートと島巡りに何をするのか、静かに過ごしたいならどこへ回すのか。運航と運賃は2026年9月2日に確認しました。北欧の人がなぜ真冬に南へ逃げるのかは、ラップランドの冬の記事を読むと早いです。
欧州の新路線はクラビとプーケットに集中しています
定期便だけを並べました。ツアー会社のチャーターの座席売りは4都市とも存在しますが、ここには入れていません。曜日は往路です。航空会社が曜日を出していない欄は、推測せずにその旨を書きました。
| 出発地 | 到着地 | 航空会社 | 週の便数 | 往路の曜日 | 運航期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| コペンハーゲン CPH | クラビ KBV | SAS | 2 | 火、土(復路は水、日) | 2026年12月8日から2027年3月28日 |
| ヘルシンキ HEL | クラビ KBV | Finnair | 2 | 月、木(復路は火、金) | 2026年11月30日から2027年3月25日 |
| コペンハーゲン CPH | プーケット HKT | SAS | 2から3 | 12月と3月は水、12月13日から2月28日は日、1月1日から2月26日は水と金 | 2026年12月9日から2027年3月29日 |
| ヘルシンキ HEL | プーケット HKT | Finnair | 5 | 月によって変動、Finnairの時刻表参照 | 冬ダイヤ全期間 |
| オスロ OSL | プーケット HKT | Norse Atlantic | 1、2026年12月7日から2 | 未発表(前季は月) | 冬ダイヤ、終了日は未発表 |
| ストックホルム ARN | プーケット HKT | Norse Atlantic | 1、2026年12月9日から2 | 未発表(前季は木) | 冬ダイヤ、終了日は未発表 |
| ヘルシンキ HEL | バンコク BKK | Finnair | 最大18 | 毎日、1日2から3便 | 2026年10月25日から2027年3月27日 |
| オスロ OSL | バンコク BKK | Norse Atlantic | 2026年10月26日から4、12月4日から5 | 未発表 | 冬ダイヤ、終了日は未発表 |
| ストックホルム ARN | バンコク BKK | Norse Atlantic | 4、2026年12月5日から5 | 未発表(前季は水、金、土、日) | 冬ダイヤ、終了日は未発表 |
| コペンハーゲン CPH | バンコク BKK | SAS | 座席数を前季比15%増 | リリースに記載なし | 冬ダイヤ全期間 |
| コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ | バンコク BKK | Thai Airways | 各7 | 毎日 | 冬ダイヤ全期間 |
ストックホルムとオスロからクラビへ飛ぶ定期便はありません。Finnairの週25便は前季の21便からで、クラビ線は2021年の冬以来の復活です。Norseはどの路線も338席のBoeing 787-9で飛ばします。出典はFinnairの2025年11月5日のリリースとクラビの路線ページ、SASの2026年1月29日のリリース、Norse Atlanticの2026年6月のリリースと発効日をまとめたAeroRoutesの2026年7月1日の記事、Thai Airwaysの冬ダイヤはPattaya Mailの2025年10月29日の記事です。Thai Airwaysは北欧の3都市それぞれに毎日1便で、この冬の変更は発表されていません。
混雑のピークはいつで、1月は本当に空くのか
増便がどこを狙っているかは、欧州側の運賃を見るとわかります。Kayakの路線平均往復(2026年9月2日確認、米ドル建て)では、北欧発タイ行きは全路線で12月が最高値です。ヘルシンキからバンコクが1,056ドル、ヘルシンキからプーケットが1,119ドル、コペンハーゲンからプーケットが1,136ドル、ストックホルムからバンコクが1,220ドル、オスロからバンコクが1,153ドル。最安月は11月か5月で、700ドル台まで下がります。そして新しい便はほぼ全部、12月の最初の10日間に始まります。座席はクリスマスと年末年始、そこに続く学校休暇の週に向けて積まれています。
欧州では「1月は安い」と言われますが、その恩恵があるのはストックホルムとオスロです。Norseの1月の往復は636ドルと620ドルから出ていて、12月平均のほぼ半分。一方でヘルシンキ発プーケットの1月平均は1,123ドルで、12月の1,119ドルとほとんど変わりません。コペンハーゲン発プーケットの直行にいたっては、2027年1月20日から2月1日の日程で1,472ドルが出ていました。
つまり1月のアンダマン海は、欧州客が帰ったあとの海ではありません。安くなったのは一部の路線の航空券であって、ビーチの人数ではありません。日本から行くなら、1月は欧州のピークのど真ん中だと思って日程を組んだほうが外しません。
平均は自分が買う日の値段ではありません。SASのプーケット線は日程が4ブロックに分かれていますし、Norseは曜日をまだ出していません。上の表は季節の形として読んで、日付は各社のサイトで当ててください。
部屋とボートに起きること
欧州便の曜日が、そのままビーチの入れ替わりの曜日になります。Finnairのクラビ線は月曜と木曜にヘルシンキを出て、火曜と金曜に戻ります。SASのSK979は火曜と土曜の23:45発で翌日16:55着、SK980は水曜と日曜の22:50発でコペンハーゲン05:30着です。クラビ空港とアオナンの中級ホテルは、火曜と水曜、土曜と日曜にまとめて客が入れ替わることになります。
しかも彼らは14泊単位で取ります。2社が同じ週に2週間滞在の客を落とすので、条件のいい部屋は日程が決まった時点から消えていきます。年末年始と学校休暇の週にアオナンやライレイを狙うなら、宿は航空券より先に押さえたほうが安全です。
ライレイはボートでしか行けません。アオナンからのロングテールは片道100バーツ、夜は50バーツ増しです(ライレイへの行き方ガイド、2026年8月25日更新)。島巡りの日帰りは1人1,500バーツ前後を見ておきます。時刻表から素直に読めば、船と日帰りツアーの狙い目は入れ替わりの翌々日、つまり木曜と金曜のあたりです。
静かに過ごすなら、タイ湾側か3月の最終週
表をもう一度見ると、欧州の新路線が降りるのはクラビとプーケットだけです。サムイにもパンガンにも、チェンマイにも北欧からの直行便はありません。アンダマン海のこの2空港が欧州の海岸で、タイ湾側と北部はそうではない、というのがこの冬の地図です。
日本からはどちらへ行くにもバンコク乗り継ぎです。乗り継ぎ先を変えるだけで、同じ予算のまま客層の違うビーチに着けます。
それでもクラビとプーケットに行きたいなら、日程を後ろにずらすのが一番効きます。Finnairのクラビ線は2027年3月25日、SASのクラビ線は3月28日、プーケット線は3月29日で終わります。Finnairのバンコク線も3月27日までです。3月の最終週を過ぎると、この冬に足された欧州発の座席はまとめて消えます。4月は暑くなりますし、13日から15日はソンクラーンで街の動きが変わりますが、静かなアンダマン海という一点にかぎれば、私たちの推しは3月の最終週以降です。
クラビ14泊を、バーツと円で
日本からクラビへの直行便はないので、バンコク乗り継ぎが前提になります。スワンナプームからクラビは1時間20分、Thai Vietjet、Thai Airways、Bangkok Airways、Thai AirAsiaで1日6便以上あります。Travelokaの運賃カレンダー(2026年9月2日確認)では、片道の最安が2026年12月18日で1,303バーツ、2027年1月19日で1,160バーツでした。往復2,463バーツ、2人で約23,700円。安い運賃だと受託手荷物は別料金です。
バンコクに2泊か3泊足すならバンコクのプランから組めます。
為替はECBの参考レートを使いました。2026年9月1日で1ユーロが38.554バーツ、1ユーロが185.63円、つまり1バーツ約4.81円です(ECBの日次レート、バーツの推移)。日程はあえて欧州のピークのど真ん中に置いて、2027年1月11日から1月26日までの14泊、アオナンとライレイに分けて大人2名1室で組みました。
| 項目、大人2名 | バーツ | 円 |
|---|---|---|
| 空港バス、クラビ空港とアオナンの往復(1人片道150バーツ) | 600 | 2,890 |
| 中級ホテル14泊(1泊2,000バーツ) | 28,000 | 134,810 |
| 飲食(1人1日700バーツ) | 19,600 | 94,370 |
| ロングテール、アオナンとライレイの間(1人2往復、片道100バーツ) | 800 | 3,850 |
| 島巡りの日帰り2回(1人1,500バーツ) | 6,000 | 28,890 |
| 現地の移動(1日300バーツ) | 4,200 | 20,220 |
| 地上費の合計、2人 | 59,200 | 285,030 |
空港バスの150バーツはクラビ空港からアオナンへの移動ガイド(2026年5月5日更新)、ロングテールの100バーツは上のライレイのガイドからです。1泊2,000バーツは多めに見た数字で、momondoが2026年9月2日に出していたアオナンの3つ星平均は1泊約30ドル、1,160バーツほどでした。飲食と島巡りと現地の移動は予算の目安で、見積もりではありません。自分の数字に置き換えてください。
地上費は2人で59,200バーツ、約285,030円。1人1日あたり約10,200円です。バンコクからの国内線往復を足すと約309,000円になります。ここに日本発の国際線が乗ります。
もう一つ先に決めておく項目が通信です。ローミングのまま2週間過ごすと請求がどうなるかはローミングの記事にまとめてあります。TravolpはアプリからそのままトラベルeSIMを買えるので、着く前に済ませられます。作った日程は端末に保存されていて電波がなくても開けます。アオナンとライレイを結ぶロングテールの上では、これは理屈の話ではありません。
日本のパスポートで変わった2つの手続き
どの便で行くかに関係なく、2026年に2つ動きました。
紙のTM6はタイランド・デジタル・アライバル・カード(TDAC)に置き換わりました。タイ国籍以外は全員、到着の3日前から到着までの間にオンラインで提出します。入国管理局の公式サイトは無料で、料金を取るサイトは公式ではありません。月曜の便なら金曜のうちに出して、完了画面のスクリーンショットを残しておきます。チェックインカウンターで確認されることがあります。
もう一つはビザ免除の短縮です。2024年7月から続いていた60日のビザ免除は2026年9月15日で終わります(タイ国政府観光庁の2026年9月1日付の告知)。日本もこの告知のリストに名前があり、その日以降は空路の入国が30日です。陸路のビザ免除入国は年2回までになります。14泊なら何も困りません。1か月を超えて滞在する計画や、タイを拠点に近隣国を往復する計画は、ビザか延長の手続きが要ります。30日より先の復路を取る前に大使館に確認してください。観光入国料は開始日がまだ決まっていないので、上の予算には入れていません。