Split, Croatia
Roman ruins, beaches, islands, seafood
Old Town, Split
朝はまだ人の少ない路地から始めます。D16でコーヒーを一杯飲んだら、そのまま宮殿の中へ。ペリスティルの広場、地下の大広間、洗濯物が干された石畳の路地まで、ここは遺跡というより今も人が住んでいる街です。昼は緑市場そばのコノバで魚を食べ、暑い時間はいったん宿で休みます。夕方にリヴァへ出て、日没前後の1時間を海沿いで過ごすのがこの街のいちばん気持ちのいい時間帯です。
宮殿の石畳は何百年も踏まれて表面がつるつるです。底の薄いサンダルよりグリップのある靴が安心できます。鐘楼の階段は狭く、途中から吹き抜けになるので両手は空けておいてください。8月の日中は日陰が少なく、水のボトルと帽子は必須です。大聖堂は聖堂内部と宝物室、地下聖堂で券が分かれていることがあるので、窓口でその日の組み合わせを聞くのがいちばん早い方法です。Villa Spizaは予約を取らない席が中心なので開店直後を狙い、夜のBokeriaは逆に予約しておきます。
この日は歩きだけで完結します。宮殿には四方に門があり、東西の門から旧市街のどこへ行っても10分前後。車はほとんど入れません。宿がリヴァの外側にある場合も、旧市街の外の道路まで出ないとタクシーは拾えないので、その分の時間を見ておいてください。
コノバ(konoba)はもともと食料や酒をしまう地下の部屋を指す言葉で、今は家庭的な食堂の呼び名になっています。魚は1キロあたりの値段で出てくることが多いので、注文の前に大きさを見せてもらうと会計で驚きません。地元の人はコーヒー一杯で1時間ねばります。急かされることはないので、こちらも急がなくて大丈夫です。
D16 Coffee
旧市街の路地にある小さなスペシャルティコーヒー店で、自家焙煎の豆も売っています。
Diocletian's Palace
ローマ皇帝ディオクレティアヌスが引退後の住まいとして建てた宮殿で、その内側がそのままスプリット旧市街になっています。
Cathedral of St. Domnius
スプリット旧市街の中心に立つ大聖堂で、隣の鐘楼から街と港を見渡せます。
Villa Spiza
旧市街の路地にある小さなコノバで、その日の仕入れ次第で黒板の献立が変わります。
Riva waterfront
旧市街の南側、海に面した幅の広い遊歩道です。宮殿の南壁とヤシ並木、カフェのテラスが一列に続きます。
Bokeria Kitchen & Wine Bar
旧市街にあるモダンな地中海料理のレストランで、ワインバーを兼ねています。
Marjan, Split
朝いちばんにヴァロシュの石段を上がり、テラツァ・ヴィディリツァでコーヒーを飲みます。ここからマリヤンの尾根道が始まります。松の日陰が続くので、8月でも午前中なら気持ちよく歩けます。中腹には中世の隠者が使った小さな礼拝堂が岩に張りついたまま残り、上まで行くと湾の向こうの島まで見えます。昼はメシュトロヴィッチの旧邸で彫刻を見て、午後はカシュニの浜へ下りて泳ぎます。夜はヴァロシュに戻って魚。丘と海と食卓が半径2キロに収まっているのがスプリットの気楽なところです。
浜は砂ではなく丸い小石なので、マリンシューズがあると足の裏が痛くなりません。日陰は松の下だけに限られ、パラソルとチェアは有料で借りられます。水は登り口で買っておいてください。尾根の途中に店はありません。ギャラリーは休館日が決まっているので、行く前にその週の開館時間を確認しておくと空振りしません。夜のコノバ・フェティヴィは席数の少ない店で、20時前後には埋まります。
ヴァロシュの石段はまとまった上りですが、上りきればあとは尾根の平坦な道です。マリヤンからカシュニまでは南岸の道を下って30分ほど。歩きたくない日は、リヴァの西側からマリヤン南岸を通るバスが出ています。帰りはタクシーか配車アプリが確実で、浜の駐車場まで来てもらえます。
マリヤンはスプリットの人にとって観光地ではなく生活の一部で、朝の散歩やランニング、日曜の家族連れで一年じゅう人がいます。「フェティヴィ(fetivi)」は方言で「生粋のスプリット人」という意味。店の名前がそのまま看板の役目を果たしています。海から街に戻るときは、水着の上にTシャツを一枚。上半身裸で旧市街を歩くのは嫌がられます。
Teraca Vidilica
マリヤンの入口、最初の展望テラスに立つカフェです。
Marjan Hill
旧市街の西に続く松林の丘で、市民の森林公園になっています。頂上のテレグリンから湾と島を見渡せます。
Ivan Mestrovic Gallery
20世紀クロアチアを代表する彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチの旧邸で、ブロンズと大理石の作品を展示しています。
Joe's Beach Lounge Bar
マリヤン南側、カシュニ・ビーチの小石の浜に立つビーチバー兼レストランです。
Kasjuni Beach
マリヤン半島の南側にある入り江の浜で、白い崖と松林に囲まれています。
Konoba Fetivi
旧市街の西側、ヴァロシュ地区にある家族経営の食堂で、ダルマチアの魚料理を出します。
Trogir, Croatia
朝の船でリヴァを出て、カシュテラの湾を横目にトロギールへ向かいます。着いたらまず大聖堂へ。正面扉の彫刻をゆっくり見てから鐘楼に上ります。町は端から端まで歩いて15分ほどの島なので、順路に迷うことはありません。昼食のあとは島の先端の城塞で城壁を一周し、午後は日陰の路地とリヴァを行ったり来たり。夕食をとってから船かバスでスプリットに戻ります。
船は季節運航で、風が強い日は欠航します。前日にダイヤを確認し、戻りの便の最終時刻を必ず控えておいてください。バスなら本数が多く、遅くなっても帰れます。鐘楼は上に行くほど階段が細くなるので、荷物は小さくまとめておくと楽です。大聖堂と鐘楼、城塞はそれぞれ別料金。昼のコノバは12時半を過ぎると埋まるので、朝のうちに電話で席を取っておくと待たずにすみます。
スプリットのリヴァからトロギールまで、船で約1時間。カシュテラの海岸線をなぞって進みます。行きは船、帰りはバスにすると景色も時間も無駄がありません。バスはスプリットの長距離バスターミナルとトロギールの橋のたもとを結び、所要は道路の混み具合で30分から1時間。旧市街は島全体が歩行者中心なので、橋を渡ってからは歩きです。
トロギールは紀元前3世紀にギリシャ人が開いた町で、そのあとローマ、ヴェネツィア、オーストリアと支配者が入れ替わりました。石造りの建物にその層がそのまま残っていて、1997年に旧市街全体がユネスコの世界遺産になっています。レストランは通しで開いている店が多い一方、小さな商店は午後に閉めます。買い物があるなら昼前に済ませておいてください。
Bura Line boat to Trogir
スプリットとトロギールを海路で結ぶ季節運航の旅客船です。
Cathedral of St. Lawrence
トロギール旧市街の中心に立つ大聖堂で、彫刻家ラドヴァンによる正面扉の石彫で知られます。
Kamerlengo Fortress
トロギールの島の先端に立つ15世紀の要塞で、城壁の上を歩けます。
Konoba Trs
トロギール旧市街の路地にある小さなコノバで、ダルマチアの家庭料理と炭火焼きの魚を出します。
Trogir Riva
トロギール旧市街の南側、海に面したヤシ並木の遊歩道です。
Restaurant Concordia
トロギールの海沿いにある魚料理のレストランで、旧市街の古い石造りの建物に入っています。