ancient ruins, piazzas, trattorias, golden hour
Rome, Italy
曇り
朝はモンティの小さな広場から始まります。噴水のまわりに人が集まりだす前に、外の席でカプチーノとコルネットを。そこから歩いてコロッセオへ向かい、開場直後のまだすいた時間に中へ入ります。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は同じチケットで続けて回れるので、ヴィア・サクラを端まで歩いたら丘へ登り、ファルネーゼ庭園から遺跡全体を見下ろしてください。昼はコロッセオから一本入った通りの食堂で、カーチョ・エ・ペペとハウスワインのカラフェ。午後はいったん宿に戻って休み、夜はモンティの小さな家族経営の店で締めくくります。
8月のローマは日中35度前後まで上がる日があります。遺跡には日陰がほとんどないので、帽子とサングラス、それに水筒を持っていってください。街のあちこちにナゾーネと呼ばれる水飲み場があり、冷たい水を無料で汲めます。コロッセオは日時指定の事前予約が基本で、朝いちばんの枠から先に売れていきます。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は共通券に含まれるので、別に買う必要はありません。石畳は思っている以上に足にくるので、靴だけは妥協しないこと。
モンティからコロッセオまでは徒歩10分ほど、フォリ・インペリアーリ通りに沿って下れば迷いません。コロッセオからフォロ・ロマーノの入口も歩いてすぐで、この日は基本的に全部が徒歩でつながります。地下鉄B線のColosseo駅が目の前にあるので、暑さがきついときは一区間だけ乗るのも手です。夜モンティへ戻るときは、カヴール通りより裏の路地を抜けるほうが歩いていて楽しい道になります。
バールではカウンターで立ったまま飲むのがふつうで、席に座ると同じコーヒーでも値段が変わります。カプチーノは朝のもので、食後に頼むと少し驚かれます。トラットリアの夜の営業は20時前後から本格化するので、19時半の予約はかなり早いほうです。遺跡のなかは服装の決まりがありませんが、翌日のサン・ピエトロに備えて肩と膝が隠れる一枚をかばんに入れておくと安心です。
La Bottega del Caffe
モンティ地区のマドンナ・デイ・モンティ広場に面したカフェで、朝のコーヒーから夜の一杯まで通しで開いています。
Colosseum
古代ローマ最大の円形闘技場で、正式にはフラウィウス円形闘技場と呼ばれます。
Roman Forum
古代ローマの政治、宗教、商業の中心だった広場の遺跡です。
Palatine Hill
フォロ・ロマーノを見下ろす丘で、歴代皇帝の宮殿跡が広がっています。
Trattoria Luzzi
コロッセオとサン・クレメンテ聖堂の近くにある、昔ながらのローマの食堂です。
La Taverna dei Fori Imperiali
モンティにある小さな家族経営のトラットリアで、ローマの定番料理を出します。
Vatican City
晴れ時々曇り
プラーティのバールでエスプレッソを一杯飲んでから、歩いてサン・ピエトロ広場へ。大聖堂の入場は無料ですが手荷物検査に時間がかかるので、開いてすぐの時間帯がいちばん動きやすいです。クーポラに登ると、ベルニーニが設計した楕円形の広場のかたちがはっきり見えます。そのあとヴァチカン美術館へ移り、長い回廊を抜けてシスティーナ礼拝堂へ。昼は美術館のすぐ近くで量り売りのピッツァを立ち食い、午後はサンタンジェロ城の屋上テラスからサン・ピエトロのクーポラを振り返ります。夜はプラーティのビストロで、パスタとラツィオの白ワインを。
サン・ピエトロ大聖堂とヴァチカン美術館は、肩と膝が隠れる服装が入場の条件です。8月でもノースリーブや短パンだと入口で止められるので、薄手のストールを一枚持っておくと確実です。ヴァチカン美術館は公式サイトで日時指定のチケットを買っておいてください。当日券の列は美術館の外壁に沿って延々と続きます。大聖堂のクーポラはエレベーターを使っても最後に300段以上の狭い螺旋階段が残るので、閉所が苦手なら下から見上げるだけでも十分です。
地下鉄A線のOttaviano駅が大聖堂に、Cipro駅が美術館の入口に近いです。大聖堂から美術館までは城壁沿いに歩いて15分ほどで、これがいちばん確実な行き方。サンタンジェロ城へはサン・ピエトロ広場からコンチリアツィオーネ通りをまっすぐ10分です。帰りは天使像が並ぶサンタンジェロ橋を渡り、対岸から城を振り返ると一日の締めくくりになります。
ヴァチカンはイタリアとは別の国で、独自の郵便を持っています。広場の郵便局から出す絵はがきにはヴァチカンの切手を貼ります。システィーナ礼拝堂の中は撮影も私語も禁止で、係員が繰り返し声をかけて回ります。美術館の順路はほぼ一方通行で後戻りしにくいので、見たい部屋の順番だけ先に決めておくと迷いません。なお美術館は日曜が休館ですが、毎月最終日曜だけは午前中に無料で開きます。その分とても混みます。
Sciascia Caffe 1919
プラーティ地区にある1919年創業のバールで、内側にチョコレートを塗ったカップのエスプレッソで知られます。
St. Peter's Basilica
ヴァチカンにあるカトリック教会の中心的な聖堂で、世界最大級の規模を持ちます。
Vatican Museums and Sistine Chapel
ヴァチカンが所蔵する美術品を公開する美術館群で、長い順路の終点にシスティーナ礼拝堂があります。
Bonci Pizzarium
ヴァチカン美術館の近くにある、量り売りのピッツァ・アル・タリオの店です。
Castel Sant'Angelo
テヴェレ川沿いに建つ円筒形の城で、もとはハドリアヌス帝の霊廟でした。
Il Sorpasso
プラーティにあるビストロ兼ワインバーで、朝から夜まで通しで営業しています。
Centro Storico, Rome
晴れ時々曇り
朝はパンテオンのすぐ裏のカウンターでコーヒーを一杯。パンテオンは開いてすぐなら人が少なく、天井のオクルスから落ちる光の柱が床を移っていくのがよく見えます。そこから路地を抜けてトレヴィの泉へ。正午前には人の壁ができるので、午前中の早い時間に済ませてください。昼はバルベリーニ広場寄りの家族経営のトラットリアで、エミリア・ロマーニャの手打ちパスタを。午後は暑さが引くのを待って、スペイン階段からピンチョの丘へ登り、ポポロ広場を見下ろすテラスで日が傾くのを待ちます。夜はテヴェレ川を渡ってトラステヴェレへ。
パンテオンは2023年から入場が有料になり、オンラインで時間を指定して買えます。トレヴィの泉は無料ですが、混雑時は人の流れを一方通行に整理していることがあるので、係員の指示に従って前列へ進んでください。旧市街は石畳の起伏が大きく、一日で2万歩を超えることもあります。サンダルより歩ける靴を。夕方のピンチョへの登りに備えて、水は途中のナゾーネで足しておくとかばんが軽くなります。夜のトラステヴェレは人気店ほど早く列ができるので、19時前に着くつもりで動くと待ち時間が短くなります。
この日はほとんど歩いて回れます。パンテオンからトレヴィの泉まで徒歩10分、そこからスペイン階段まで15分ほど。旧市街には地下鉄が通っていないので、地図と何度もにらめっこするより路地の流れに任せたほうが早いことが多いです。ピンチョの丘からトラステヴェレまでは距離があるので、ポポロ広場から市バスかタクシーを使うのが現実的。川沿いを歩くと30分以上かかります。
バールではまずレジで支払い、レシートをカウンターに出して注文するのがふつうです。サンテウスタキオのグラン・カフェは最初から砂糖が混ぜてあるので、甘くしたくなければ注文のときに「アマーロ」と伝えてください。スペイン階段は座るのが禁止されていて、腰を下ろすと注意されます。トレヴィの泉のコインは右手で左肩越しに投げるのが決まりで、集まったお金は毎日回収されて慈善団体に渡されます。
Sant'Eustachio Il Caffe
パンテオンのそばにある、1938年創業のコーヒー専門のバールです。
Pantheon
古代ローマの建物のなかでもっとも良い状態で残る神殿で、現在はカトリックの教会として使われています。
Trevi Fountain
ローマでもっとも大きいバロック様式の泉で、背後のポーリ宮の壁面と一体になっています。
Colline Emiliane
バルベリーニ広場の近くで、エミリア・ロマーニャ地方の料理を出す家族経営のトラットリアです。
Pincio Terrace
ポポロ広場を見下ろすピンチョの丘の展望テラスで、ボルゲーゼ公園の一角にあります。
Da Enzo al 29
トラステヴェレの細い路地にある小さなトラットリアで、ローマの家庭料理を出します。