Porto, Portugal
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Ribeira, Porto
朝はサンタ・カタリナ通りのカフェ・マジェスティックから始めます。開店直後なら、彫刻の入った木の壁に囲まれた席がゆっくり取れます。そこから西へ歩いてリヴラリア・レロ、すぐ隣のクレリゴス塔へ。240段を上がると、赤い屋根の街が一周見渡せます。坂を下りてサン・ベント駅のアズレージョを眺めたら、フローレス通りで遅めの昼食。午後はリベイラの河岸をあてもなく歩く時間にあてて、夜は川沿いの小さな食堂で炭火の魚を頼みます。
石畳のカルサーダは丸く磨かれていて滑りやすいので、底の柔らかい靴よりグリップのある靴が正解です。レロは時間指定のチケットを事前に買っておくと、午前の行列を丸ごと避けられます。クレリゴス塔もオンラインのほうが早く入れます。8月の日中は日差しが強いため、帽子と水を持って、リベイラのベンチは日陰を選んでください。夜のアデガ・サン・ニコラウは席数が少ないので、予約は必須です。
今日は徒歩で完結します。マジェスティックからレロまでが一番長くて15分ほど、そのあとは数分刻みの移動が続きます。サン・ベント駅からフローレス通り、リベイラへはずっと下り坂なので体は楽ですが、帰りの上りはかなりこたえます。夕食後に丘の上へ戻るなら、リベイラ近くのギンダイス・ケーブルカーで一気にバターリャ方面まで上がれます。
ポルトではエスプレッソを「シンバリーノ」と呼びます。カフェで通じると少し嬉しいはずです。アズレージョは飾りというより記録で、サン・ベント駅の壁は戦や王の行列といった場面をつないだものです。駅は今も現役なので、写真は人の流れを止めない位置から撮ってください。リベイラの食堂には昼と夜のあいだに閉まる時間帯があり、15時から19時ごろは開いていない店も多いと考えておくと予定が崩れません。
Cafe Majestic
ポルトのサンタ・カタリナ通りにある、1921年開業のベルエポック様式の喫茶室です。彫刻された木の内装と大きな鏡が当時のまま残っています。
Livraria Lello
1906年に開いたポルトの書店で、赤い階段と木彫りの書棚、天井のステンドグラスで知られます。今も本を売る現役の店です。
Torre dos Clerigos
ポルト旧市街の丘に立つ高さ75メートルほどのバロック様式の鐘楼で、クレリゴス教会に付属しています。階段で最上部まで上がれます。
Sao Bento Station
ポルト中心部にある鉄道駅で、玄関ホールの壁全面が青いアズレージョで覆われています。今もドウロ線や近郊線が発着します。
Cantina 32
ポルト旧市街のフローレス通りにある、現代風のポルトガル小皿料理を出す店です。倉庫のような素っ気ない内装で知られます。
Ribeira riverfront
ドウロ川に面したポルトの旧市街で、アーケードのある河岸と背後の細い坂道からなります。色の違う家が壁のように連なっています。
Adega Sao Nicolau
リベイラの狭い路地に面した小さなポルトガル料理店で、炭火で焼く魚とバカリャウを中心に出しています。
Vila Nova de Gaia, Porto
昨日の塔と本屋から一転、今日は水とワインの日です。まずゼニスで朝食をとってから、ドン・ルイス1世橋の上段を歩いて渡ります。地下鉄と同じ高さを歩くこの道が、ポルトの絵はがきの視点です。渡りきってすぐのセラ・ド・ピラール修道院には円形の回廊があり、手前の展望台は無料。橋とリベイラの街並みを一枚に収めるならここです。昼は川沿いのフードホール、メルカド・ベイラ・リオで窓際の席を狙います。午後はガイアのポートワイン蔵へ。樽のあいだを歩く見学のあと、白、トウニー、ヴィンテージを並べて飲み比べます。夕食はテイラーのテラス、バラオン・フラッドゲートで、日が沈む時間に合わせて。
今日は歩くこと自体が内容の一部です。一番長いのはゼニスから橋までの26分ほどで、そのあとは2分から14分の区間が続きます。修道院を出たあとは川に向かってほぼ下りなので、体力は残ります。暑さにやられたときだけ、メルカド・ベイラ・リオからタクシーで宿に戻る手を残しておけば十分です。
ポートワインを熟成させているのは、ポルト側ではなく対岸のガイアです。今日ドウロ川を南へ渡ることが、そのままポートワインの本場に入ることになります。蔵の試飲にチップの習慣はありませんが、案内がよければ1、2ユーロ置いていく人はいます。セラ・ド・ピラールの展望台は昼過ぎから混むので、写真を撮るなら着いてすぐに。橋の上段は地下鉄の線路と歩道が隣り合っています。電車が来たら黄色い線の内側に下がってください。
Zenith Brunch & Cocktails
ポルト中心部にあるブランチとカクテルの店で、朝から午後遅くまで通しで食事ができます。
Dom Luis I Bridge
ポルトとヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結ぶ二層構造の鉄橋です。上段を地下鉄と歩行者が、下段を車と歩行者が通ります。
Mosteiro da Serra do Pilar
ドウロ川の南岸、ガイア側の高台に立つ修道院です。円形の教会と円形の回廊という、ポルトガルでは珍しい構成を持ちます。
Mercado Beira-Rio
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの川沿いに建つ屋内のフードホールで、小さな店が並び、共用の席で食べる形式です。
Vila Nova de Gaia cellars
ドウロ川の南岸、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに並ぶポートワインの熟成倉庫群です。多くの蔵が見学と試飲を受け入れています。
Port tasting
ポートワインの種類を並べて比べる試飲です。白、樽で寝かせたトウニー、瓶で熟成させるヴィンテージが基本の組み合わせになります。
Barao Fladgate
ガイアの高台にあるテイラーのポートワイン蔵に併設されたレストランで、テラスからポルトの旧市街を正面に見渡せます。
Douro Valley, Portugal
昨夜はバラオン・フラッドゲートのテラスで、街を眺めながらのポートワインでした。今日はその原料が育つ場所まで行きます。朝はコンフェイタリア・ド・ボリャオンでパンとコーヒーを済ませてから東へ。サン・レオナルド・デ・ガラフーラの展望台で渓谷の全体像をつかみ、ピニャオン近くのキンタで畑を歩いて試飲、昼は川沿いの食堂、午後はラベーロ船で1時間ほど水の上に出ます。夕方ポルトに戻り、最後はフランセジーニャで三日間を締めます。明日の荷造りに追われる日ではないので、川の上の時間はゆっくり使ってください。
キンタの畑道は土と片岩で、雨のあとはとくに足元が崩れやすくなります。歩きやすい靴を選んでください。船の上は谷の空気より一段涼しいので、日中30度前後まで上がる8月でも薄い上着が一枚あると快適です。ピニャオンの見学と試飲は夏場すぐ埋まるため、必ず先に予約を。カフェ・サンティアゴは回転が速く、現金を用意しておくと列の進みが目に見えて変わります。ボリャオンのボーラ・デ・ベルリンは持ち歩いても崩れないので、車内用に2つ買っておくと後で助かります。
ポルトからサン・レオナルド・デ・ガラフーラまでは車で94分ほど。10時30分の枠に余裕を持たせるなら、遅くとも8時15分にはボリャオンを出ます。展望台からピニャオンの畑までは28分と近く、ピニャオンに入ってしまえばキンタも食堂も船着き場も徒歩8分以内です。帰りのポルトまでが今日いちばん長く、103分ほど。20時30分の夕食に間に合わせるには、17時15分には桟橋を離れる計算になります。
ピニャオンの駅舎は、列車に乗らなくても覗く価値があります。ホームの壁一面が青と白のアズレージョで、ドウロの収穫風景が描かれています。ラベーロ船では水面側より段々畑のある岸を向いて座るほうが写真はよくなります。午後は北岸のほうに光が回るからです。試飲では全部飲み干さなくてよく、吐き出すための容器も普通に置いてあります。ポルトに戻ってからのフランセジーニャは、手も口も汚れる料理です。ソースを拭うパンは頼めば出してもらえます。
Confeitaria do Bolhao
ポルト中心部、ボリャオン市場のそばにある1896年創業の菓子店兼パン屋です。焼き菓子とコーヒーを店頭で立ったまま楽しめます。
Miradouro de Sao Leonardo de Galafura
ペーゾ・ダ・レグア近く、ポルトから車で1時間半ほどの高台にある展望台です。段々畑とドウロ川の曲がりくねった流れを広く見渡せます。
Pinhao vineyards
ピニャオン周辺の斜面に広がるポートワイン用のぶどう畑です。川に面したキンタ(ワイン農園)の多くが見学と試飲を受け入れています。
Restaurante Veladouro, Pinhao
ドウロ渓谷のピニャオンにある家族経営の食堂で、炭火焼きの肉や魚といった土地の料理を出します。
Douro river cruise
ドウロ川を木造のラベーロ船で下る遊覧です。ピニャオンの桟橋から出て、両岸の段々畑を水面から眺めます。
Cafe Santiago
ポルト中心部にあるフランセジーニャの専門店で、パソス・マヌエル通りに面しています。回転が速く、行列ができても長くは待ちません。