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Belém, Lisbon
朝いちばんにパステル・デ・ベレンで熱いタルトを食べ、そのままジェロニモス修道院へ。昼は修道院の裏手で魚介を食べて、午後はテージョ川沿いに発見のモニュメントからベレンの塔まで歩きます。日が傾いたらLXファクトリーの屋上に移動して、4月25日橋の真下で夕食です。
石畳と階段が多いので、歩き慣れた靴で。川沿いは日差しを遮るものがなく、7月の午後は帽子と水がないとつらいです。修道院の回廊は時間指定のチケットをオンラインで買っておくと列に並ばずにすみます(教会は別の入口から無料で入れます)。屋上のRio Maravilhaは日没の時間帯だけ席が埋まるので、予約しておくと安心です。
ベレンの見どころは徒歩圏で、修道院からベレンの塔まで川沿いを20分ほど。市内中心部からはカイス・ド・ソドレ駅発の近郊列車か15番トラムが早いです。夕方のLXファクトリーへはアルカンタラ方面のバスか配車アプリが確実で、トラムは混雑で所要時間が読めません。
タルトの店はテイクアウトの列と店内席の入口が別です。奥に部屋がいくつも続いているので、座って食べたいなら迷わず中へ進んでください。シナモンと粉砂糖は各テーブルの容器から自分でかけます。昼食は13時を過ぎると地元客で埋まるため、正午前後に席に着くのが無難です。
Pastéis de Belém
ベレン地区にある、パステル・デ・ナタの発祥とされる菓子店兼カフェです。奥にタイル張りの部屋がいくつも続き、大人数が同時に座れます。
Jerónimos Monastery
テージョ川沿いに建つ大規模な修道院で、マヌエル様式の代表作です。二層の回廊と、柱が枝のように広がる教会の身廊が見どころです。
Nunes Real Marisqueira
ベレン地区の魚介専門店です。生け簀の甲殻類と、その日に入った魚を炭火で焼いてくれます。
Padrão dos Descobrimentos
テージョ川に突き出す帆船をかたどった石造りのモニュメントです。船首にエンリケ航海王子が立ち、その後ろに航海者や地図製作者が並びます。
Belém Tower
テージョ川の岸に建つ16世紀の要塞で、船の出入りを見張る役目を担っていました。装飾の細かいマヌエル様式の外観が特徴です。
Rio Maravilha (LX Factory)
元工場の複合施設LXファクトリーの屋上にある、川と橋を見渡すレストラン兼バーです。
Alfama, Lisbon
大聖堂近くのカフェでゆっくり朝食をとってから、坂を上ってサン・ジョルジェ城へ。昼はアルファマの小さなタスカで家庭料理の大皿を食べて、午後は二つの展望台を続けて回り、階段で路地へ下ります。夜はタイル張りの店でファドを聴きながらの食事です。
アルファマは急な石畳の坂と階段だらけなので、靴底のしっかりした靴が要ります。城は開場直後がいちばん空いていて、空気も澄んでいます。ファドの店は席数が少なく、予約なしだと入れないことが多いので前日までに押さえてください。昼のタスカは予約を受けないところが多く、12時前に着けば一巡目に入れます。小さな店は現金しか使えない場合があります。
坂を歩きたくない日は、12番トラムか28番トラムが城の近くまで上がります。フィゲイラ広場から出る737番バスは城門のすぐ手前まで行くので、体力を残したいときに便利です。展望台から路地へ下りる道は階段が続きます。下りだけ歩いて上りは乗り物、と決めておくと一日もちます。
ファドの最中は店内が静まります。写真も会話も曲が終わってからにするのが礼儀です。路地に干された洗濯物や玄関先はふつうの生活の場なので、住人の家をのぞき込まない距離感で歩いてください。6月のサント・アントニオ祭の飾りが、7月に入っても通りに残っていることがあります。
Pois Café
アルファマの大聖堂近くにある、ソファと大テーブルの並ぶカフェです。自家製の菓子と朝食の皿を出しています。
São Jorge Castle
リスボンの丘の上に残る城塞で、城壁の上を歩いて市街と川を見渡せます。敷地には発掘された居住跡と展示室もあります。
Ti-Natércia
アルファマの路地にある家族経営の小さなタスカです。日替わりの家庭料理を大皿で出します。
Miradouro das Portas do Sol
アルファマを見下ろす広場型の展望台で、下町の屋根と川、国立パンテオンのドームが一望できます。
Miradouro de Santa Luzia
タイル装飾のあずまやと小さな庭を持つ展望台で、アルファマの屋根と川を見下ろします。
Fado dinner in Alfama
アルファマの小さな店で、食事をしながら生のファドを聴く夜の過ごし方です。歌い手にポルトガルギターとクラシックギターが付く三人編成が基本です。
Chiado, Lisbon
シアードの古いカフェで立ち飲みのエスプレッソから始めて、黄色い28番トラムで坂を上り下りします。屋根の落ちたカルモ修道院を見たら、川沿いの大きなフードホールで昼食。夕方はサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台で日が落ちるのを待ち、バイロ・アルトへ下りて夕食です。
トラムの切符を車内で買うと割高です。チャージ式のNaveganteカードを1枚作れば、トラムもメトロも同じ運賃で乗れます。カフェはカウンターで立って飲むといちばん安く、テラス席は同じ一杯でも値段が変わります。夜のレストランは20時台から埋まるので予約を。フードホールは相席なので、鞄は膝の上に置いてください。
28番トラムはシアードから乗ると座れる可能性が高く、満員になる区間はスリに気をつけてください。カルモ修道院とバイシャはサンタ・ジュスタのエレベーターでつながっていますが、下から乗る列は長いので、上から歩いて下りるほうが早いことが多いです。展望台へはグロリア線のケーブルカーで一気に上がれます。
リスボンではエスプレッソを「ビッカ」と呼びます。ア・ブラジレイラの外の席には詩人フェルナンド・ペソアの像が座っていて、写真の順番待ちができています。バイロ・アルトは日が暮れると店が一斉に開き、道で立ち飲みする人であふれます。住宅も多い一角なので、深夜は声を落として。
A Brasileira
シアードの目抜き通りに面した1905年創業のカフェです。木と鏡と絵画で埋め尽くされた細長い店内が残っています。
Tram 28 ride
リスボンの丘を縫って走る路面電車の路線で、1930年代に作られた木造の小型車両レモデラードが今も現役です。
Convento do Carmo
1755年の地震で屋根が落ち、そのまま残されたゴシック様式の教会跡です。柱とアーチだけが立ち、奥に小さな考古学博物館があります。
Time Out Market
カイス・ド・ソドレ駅前の市場の建物の半分を使ったフードホールで、市内の有名店や料理人の屋台が並んでいます。
Miradouro de São Pedro de Alcântara
バイロ・アルトの端にある段々の庭園型展望台です。谷を挟んで市街とサン・ジョルジェ城を正面から見渡せます。
Bairro do Avillez
シアードにある大型のレストランで、酒場風のタベルナと中庭の食堂、奥の小劇場のような空間が一つの建物に入っています。
Sintra
ロシオ駅から近郊列車でシントラへ。午前はペーナ宮殿を見て、坂を下ってムーアの城跡の城壁を歩きます。昼は旧市街の小さな店で休み、午後はキンタ・ダ・レガレイラの井戸と洞窟へ。帰りの列車の前に、駅近くのビストロで夕食をとります。
シントラは標高があり、リスボン市内より涼しく霧が出ることもあるので、薄手の羽織るものを一枚。ペーナ宮殿は時間指定入場で、当日券は昼前に売り切れることがあります。前日までにオンラインで買ってください。庭園と城壁を続けて歩くと1万歩を超えるので、靴は履き慣れたものを選んでください。
列車はロシオ駅発でおよそ20分おき、所要40分ほど。Naveganteカードにチャージしておけば往復とも同じカードで乗れます。駅から丘の上までは434番の循環バスが便利ですが行列ができるので、上りだけバスに乗り、下りは公園の小道を歩くと時間が読めます。レガレイラは旧市街から徒歩10分ほどの下り坂です。
シントラの菓子は、細長いパイのトラヴェセイロスと、チーズケーキに似たケイジャーダです。旧市街の菓子店で焼きたてが買えるので、帰りの列車のおやつにどうぞ。夏の週末は日帰り客で山道が渋滞します。車を使うより列車のほうが確実に早いです。
Train to Sintra
リスボン中心部のロシオ駅から出る近郊列車で、シントラまで40分ほどで着きます。
Pena Palace
シントラの丘の頂に建つ19世紀の宮殿で、黄色と赤の壁とタイル装飾が遠くからでも目に入ります。
Castle of the Moors
シントラの尾根に沿って残るイスラム時代の城壁で、上を歩いて谷と海の方向を見渡せます。
Tulhas Bar & Restaurant
シントラ旧市街にある家庭的なレストランで、厚い石壁とアーチ天井の元穀物倉庫を店にしています。
Quinta da Regaleira
シントラ旧市街の近くにある邸宅と庭園です。塔のある館と、洞窟や井戸の仕掛けが張り巡らされた斜面の庭からなります。
Incomum by Luís Santos
シントラ駅のそばにあるビストロで、ポルトガルの食材を使った現代的な料理を出します。